A11のタイトル

 「初学 放射線物理学 ワークブック」検索番号 A11 の穴埋め解答例と解説です。
 先に自分で穴を埋めてみてからの答え合わせでも良いですし、解答例を写してから覚えていっても良いです。ご自分に合ったスタイルで取り組んでください。

さっそく解答例

「初学 放射線物理学 ワークブック」検索番号 A11 の穴埋め解答例と解説です。原子・原子核の構造を理解しましょう。

解説

まず、初めて学習する方はここを注意しましょう。

「原子」と「原子核」はまったくの別物!

「原子」と「原子核」は似てはいますが、別物です。
一文字あるかないかで全然違うものです。
まずはそこをしっかりと認識してください。

原子の構造

原子の構造です。

「原子」というのは全体のことを指しています。
その原子の中心にあるのが「原子核」です。
原子核の周りには「軌道電子」が存在します。
「原子核」と「軌道電子」を合わせて「原子」となります。

原子=原子核+軌道電子

という感じです。

原子核の構造

原子核の構造です。

原子核の中には「陽子」と「中性子」が入っています。
陽子の数は軌道電子の数と同じです。

原子核は球体です。
体積を求める場合は球体の体積を求めるようにして算出することができます。
原子核の半径と体積の関係性は技師国家試験にはあまり出題されませんが、主任者試験に出題されます。
原子核の体積と半径の関係を示しておきます。
主任者を受ける方は、体積と質量数の関係性を覚えておいてください。

原子核の体積と質量数の関係です。

r:原子核の半径
0:定数 (1.2~1.4)×10-10 m
V:原子核の体積
A:質量数

まとめ

管理人
管理人

原子と原子核は違うもの。そこをしっかりと区別して認識してください。

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By H.Tanaka

1984年生まれの放射線技師です。 放射線技師養成校で核医学・物理・電気の講義を担当しています。 放射線技師の割に、不思議なことに現場科目より基礎科目の方を多く持っています。そのせいか、学生からは技師じゃないと思われている節があります。 専門知識よりは、学生が理解しやすい表現を心がけています。

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