A6

「初学 放射線物理学 ワークブック」検索番号 A6 の穴埋め解答例と解説です。
先に自分で穴を埋めてみてからの答え合わせでも良いですし、解答例を写してから覚えていっても良いです。ご自分に合ったスタイルで取り組んでください。

さっそく解答例

「初学 放射線物理学 ワークブック」検索番号 A6 の穴埋め解答例と解説です。等速円運動の基本が分かります。

解説

ここのポイントは角速度ですね。
角速度って言われても、なかなか馴染みがないですよね。
私も円運動以外で角速度を使うものが思い浮かびませんでした。
それもそのはず。円運動のときの特有の単位だから仕方ないです。
やはり単位を見てみるとイメージがつくかと思います。

[rad/s]

「時間あたりの角度」という単位になっていますね。
これは円運動する物体が1秒間に進んだ角度を表しています。

ちなみに、radは弧度法で表した角度の単位です。
小学生から馴染みがあるのは ° で表す度数法ですね。

放物でいつ角速度が出てくるのか?
放物に限らず、放射線技師に円運動って関係あるのか?

わかります。
この「技師に必要じゃないんじゃね?」という感覚。
逆に関係あるものがパッと浮かんだ方はスゴイです。

関係のあるものは・・・

答えをめくる。

 加速器です。
 思いつきましたか?

 

とくにサイクロトロンの問題で問われます。
詳細は検索番号F6(円形加速器 サイクロトロン)、F7(円形加速器 サイクロトロン 式変形)を参照してください。※F6とF7記事は現在執筆中です。
サイクロトロンの角速度や周期を求める問題が出題されますが、これは「物理」だけではなく、「放射線治療技術学」や「理工学・放射線科学(旧医用工学)」でも出題される可能性があります。
3科目のどこで出題されても解けるようにしたいですね。

また、主任者試験でも加速器は出題されます。一例をあげますのでご覧ください。

第1種放射線取扱主任者試験に出題されたサイクロトロンの式変形の問題です。

2025.2.26執筆時点で比較的新しい問題をピックアップしました。
過去に何問も出題されていますが、パターンはこの2通りです。
角速度」と「周期」しか問われたことはありません。

丸覚えで乗り越えられそうですね・・・

まとめ

管理人
管理人

式変形を難しいものと捉え、このジャンルを捨ててしまう方が多くいますが、出題はパターン化されています。
是非、「角速度」と「周期」だけでも覚えてください。

お願い

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By H.Tanaka

1984年生まれの放射線技師です。 放射線技師養成校で核医学・物理・電気の講義を担当しています。 放射線技師の割に、不思議なことに現場科目より基礎科目の方を多く持っています。そのせいか、学生からは技師じゃないと思われている節があります。 専門知識よりは、学生が理解しやすい表現を心がけています。

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